
11 月29 日(土),福岡県柳川市の「水の郷」研修室で「空襲・戦災・戦争遺跡を考える九州・山口地区交流会」が開催されました.九州・山口の各県から21人が参加しました.遠く京都府から参加された方や,各地域で地道に研究・調査に取り組んでいる方々,若い世代の方々も集まり,交流することの重要性を多くの参加者が述べられました.
各地から7本の報告があり,活発な質疑応答がくりひろげられました.各報告は空襲の調査・研究,遺跡保存の活動,米軍資料の研究など多彩な内容で,充実した交流会となりました.
報告テーマと発表者は以下の通り.
郷土史誌に見る鹿児島県南薩地区の空襲検証 (國崎潤)
沖縄の極東航空軍による九州に対する空襲 (工藤洋三)
戦災を生き抜いた建造物の保存活用 (藤木雄二)
原爆被害に対する国の対応の現状と問題点 (山田拓民)
太平洋戦争末期の玉名の防空と墜落米軍機 (高谷和生)
有明海に墜落したB-29と漂着した搭乗員 (鈴木裕和)
西部軍管区に墜落した米軍機と捕虜飛行士 (福林徹)
また開催地の地元「大牟田の空襲を記録する会」の活動も紹介されました.
閉会後の懇親会では,報告集を作って記録を残すことや来年以降も交流会を継続して開くことなどの話題で話が弾みました.
翌日は少人数で柳川観光を楽しみました.(文責:鈴木)
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