7月9日は,岐阜空襲で約900人の市民が犠牲になった日です.今年も岐阜市主催「平和の鐘」式典が,メディアコスモス岐阜市中央図書館で行われました.
「戦争を知らない若い世代に,もっと分かりやすく訴えるものに」との岐阜市の意向で,今年は準備段階から当会が協力し,中身を一新して行いました.最初に戦時の時代状況と,『岐阜空襲』のあらましを当会が解説.焼夷弾の構造と威力や,戦時の服装を実物資料を使いながら3名のスタッフがフル回転で説明しました.
次に登場する語り部の平光美那子さんは当時9歳.岐阜空襲で両親と4人の兄弟の家族全員を亡くした話は,空襲の恐ろしさと悲劇を強く訴えるものでした.中学生たちの平和の誓いと合唱が響き,おごそかで心に残る式典になりました.
後日,平光さんと当会の篠崎・中島・林に宛てて,柴橋市長より礼状が届きました.来年以降も続くことになりそうです.(文責:中島)