昨12月1日,仙台市戦災復興記念館がおよそ1年半ぶりに開館しました.
仙台空襲を記録する有志の会より寄贈された爆撃中心点の旧銘板や,防空壕パネルの設置など,仙台・空襲研究会も一部リニューアルに協力しました.
1981年,空襲に特化された資料館として全国に先駆けて誕生した当館は,空襲の猛火に曝された場に建つ象徴的な存在として,長年仙台市民をはじめ全国の方々にもに親しまれてきました.
市は当施設を,老朽化のため10年後に廃館とし,展示機能を他所へ移すと表明しています.「空襲の記憶が深く刻まれた場所にある記念館だからこそ,炎に包まれたあの夜をリアルに感じる.」という来館者の感想がありました.東北へお越しの節は是非お立ち寄りください.ご一報いただければ仙台・空襲研究会メンバーがご案内いたします.尚,左右の展示は,空襲・戦災を記録する会の皆さまにご協力いただきました.
上の写真は,展示室奥より入口方面を見たところ.右が爆撃中心点の旧銘板.左が焼夷弾コーナー. (文責 新妻)