11月21日,日鉄ステンレス山口製造所の敷地内で不発弾処理作業が行われました.ここは戦時中光海軍工廠があった場所で,1945年8月14日にマリアナに基地をおいたB-29部隊によって空襲を受けました.そのときの500ポンド通常爆弾の不発弾が9月に見つかり,陸上自衛隊の不発弾処理隊によってこの日の処理となりました.
午前8時から国道188号線を通行止めにして,住民約270人が避難しました.午前11時前には信管の除去が終わりました.
(写真は光市役所広報課提供)
光海軍工廠に対する空襲では,少量の焼夷弾(M47A2焼夷弾11発)も使われましたが,残りはすべて500ポンド通常爆弾(M64)で,3797発が投下されました.工場の屋根を突き抜けた後,地面に落下する前に建物内部で爆発して最大の爆発効果が得られるように弾頭には100分の1秒延期信管(右側の写真の左側)が取り付けられ,弾底には,弾頭信管が不発の場合は地表面で確実に爆発するよう無延期信管(右側)が取り付けてありました.(写真はすべて光市役所広報課提供)
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