
「映像が語る大牟田空襲」の講座が7月20日に開かれました.主催は三池カルタ・歴史資料館.内容・構成は大牟田の空襲を記録する会が担当しました.これは同館の「平和展2015」の関連事業として企画されたものです.参加者は約40人でした.
前半は米軍や戦略爆撃調査団が撮影した映像の上映.九州内の各都市の敗戦直後のようすを,『戦後日本の原風景』(VHS全10巻)の中の九州編から紹介しました.これまであまり紹介されたことのない大牟田市役所や大牟田駅の映像も含まれており,注目をひきました.
後半は「大牟田空襲と学校の被災」と題したレポート.大牟田では市立学校26校のうち18校(70%)が焼失しました.焼失面積では75%となり,“全国一の被災率”といわれました.各学校の被害状況報告書や公文書・市民の証言など,さまざまな資料で被害の内容を整理し紹介しました.