7月13日,大牟田市の三池カルタ・歴史資料館は「映像が語る大牟田空襲」を開催しました.これは,同館主催の「平和展2014」の関連事業として企画されたものです.企画全体の内容・構成・実行は,同館からの依頼を受けて大牟田の空襲を記録する会が担当しました.
主な内容は次の2点です.
1.「アメリカが撮影した“ガレキの街”大牟田」―敗戦後の空撮映像を上映し市街地のようすを解説する.
2.「資料で読み解く大牟田の空襲」―日米双方の資料を紹介しながら空襲の背景や事情,被害の状況を解説する.
一面焼け野原となった中心市街地の映像には,ため息ともつかぬ声があがっていました.熱心にメモをとる人も目に付き,またご自分の体験を語る人たちが相次ぎ,予定時間を越えて質疑応答が続きました.
中学・高校生を含む家族連れや空襲体験者の世代など,幅広い年代の市民39人が参加しました.会場では,発行したばかりの『大牟田の空襲』第27集や空撮映像の解説付きDVDなどが紹介され,参加者の関心を集めていました. (文責:鈴木)