
8月2日,大牟田の空襲を記録する会主催で上記のつどいを開催しました.大牟田文化会館研修室(約100名収容)は参加者があふれ,立ち見された方には大変迷惑をかけました.会では,若い世代に戦争・空襲の体験を引き継いでほしいとの願いで,小中学生20名ほどを招待しました.
会代表中嶋光秋さんの挨拶のあと,笠原美代さんの朗読・松井小百合さんの紙芝居・鈴木裕和さんによる米軍撮影映像の紹介・大塚徳勝さんの講話,と盛りだくさんの内容でした.
笠原さんは諫早の海軍病院で被爆者の救護にあたった体験を綴った「青春は生き地獄」を朗読し,核兵器も原発もいらない,沖縄を再び焼け野原にしないために戦争法案反対,平和憲法を,九条をみんなで護っていきましょうと結ばれました.
松井さんは戦争・平和・命の尊さを題材にした手作り紙芝居『13歳の夏 Mさんの忘れえぬ記憶』を披露されました.リアルな描写の葦ペン画で,戦争を知らない世代にも訴える力が強い内容でした.
会事務局の鈴木さんは,九州の各都市を撮影した映像を紹介.市役所と大牟田駅の様子はこれまであまり紹介されたことのない映像でした.
大塚さんの講話タイトルは『体験者が語る 大牟田の空襲と戦争の悲劇』.アジア太平洋戦争と大牟田空襲の地獄絵のような様を話され,「戦争の放棄」を放棄してよいのか,戦争体験は私たちで最後に!と結ばれました.(文責:尾形)