10月20日,三池史談会が主管する講座「ふるさと大牟田の歴史と文化」が開催されました.今回は「大牟田空襲の記録から」と題して,大牟田の空襲を記録する会・鈴木裕和が講演をしました.
講演の内容は,1)40周年を迎えた会の活動,2)公的記録の不備と,それを補う市民の証言及び米軍資料の分析・研究,3)大牟田空襲解明の到達点,などを整理して話しました.
参加者は20人ほど,約半数が空襲の体験者でした.講演後の質疑では,米軍資料・学徒勤労動員・墜落米軍機・焼夷弾などについて次々に質問が出され,関心の高さがうかがわれました.
また,米軍が撮影した空襲前の航空写真パネル(1m×1m)の前では,当時の町並みや道筋・通った学校の話などが語られました.(文と写真:鈴木)