
衆議院選挙の投票日となった12月14日,戦争と平和の資料館ピースあいちで「戦災・空襲記録づくり東海交流会」が開催されました.
今年は記念すべき第30回目にあたるので,記念講演会と記念誌を発行しました.選挙や悪天候の中でしたが,25団体62人と過去最高の参加者でした.記念講演の講師は東京大空襲・戦災資料センターの山辺昌彦氏で,演題は「東京大空襲・戦災資料センターの空襲研究について」でした.豊富な資料と映像を使った講演で,さらに山辺氏から各団体に膨大な資料が提供されました.
午後からの特別報告は3本ありました.(1)竹川日出男氏「ピースあいち語り手の会の活動と名古屋大空襲をテーマにした漫画『あとかたの街』の誕生秘話」 (2)伊藤泰正氏「豊川海軍工廠跡地の公園化による保存と活用について」 (3)渋井康弘氏・大脇肇氏「鷹来陸軍工廠と学生達―70年の時を越えて」(名城大学農場構内に残る戦争遺跡の保存運動について)それぞれ活発な質疑応答がありました.
その後,各地からの熱気あふれる報告が続き,気がつけば閉会予定の4時を過ぎていました.報告団体は,全空連,静岡,岡崎,鈴鹿,瀬戸,小田原,大垣,戦争展,半田,学童疎開,岐阜,豊橋,戦争遺跡,豊田,三重歴教協,日朝協会,日中協会などでした.(文責 金子)
続きを隠す<<